韓流ブームを批判しても意味がない

 韓流ブームは捏造である的な言説をネットでよく見かけるが。

 情報化社会において実際起きている事実を否定するのは、不可能で、韓流スターに熱狂しているおばさまや、K=POPアーティストのコンサートで熱狂している人の存在を消し去ることはできない。
 ここで言う、捏造とはブームが起きるきっかけのことであろうか?
 それであれば捏造の可能性はある。K‐POPアーティストが日本デビューを行う際、大規模なイベントを行って話題性を高める手法が取られるが、日本デビュー前のK-POPアーティストを追いかけているコアなK-POPファンも増えてはいるが、何万人も動員できないだろうという疑問はよく聞く。
 私もある程度動員はあると思うが、それで話題になって人気が出てしまえば結果オーライの世界で、日本でよく使われる手法と言われればそれまでだ。仮にプロモーションが失敗し人気が出なかった場合、いつまでも動員やCDの買い支えを続けるのは経済的的に不合理で、既に日本で実績のあるK-POPアーティストの人気を捏造と言うのは無理がある。
 ブームというのはたいてい仕掛け人がいて、素人でもある程度事情を知った上で楽しんでいるのが今の世の中で、ブームの起こし方にいちいち目くじらを立てても仕方ないのではないか?

 韓流ドラマはこれだけの多くの作品が放映されていることが、特異なケースで、ある意味ブームであると言える。逆に日本で常に韓国ドラマが放映されるようになると、もはやブームでなくなる。一時勢いのあった韓国映画が最近振るわないことなどを考えると、韓国ドラマもブームに終わる可能性がある。
 
 結論は、韓流が嫌いな人は嫌いでいればいいだけで、ブームを批判しても仕方ないということだと思う。