リベラル派は何でそんなに高みの見物で居られるのだろうか

次の選挙では、民主党が大敗するのは確実で、自民党と維新が保守色を鮮明にして票の奪い合いを行う。何れの政党が勝っても、恐らく戦後政治史上もっとも保守的な政治体制ができるのは確実である。
 もちろん脱原発も進まず、消費税も増税され、TPPも推進される。何の勝算もないばかりか、下野前のかつての自民党から民主党政権までやってこなかった、かなり急進的で保守的な政策が次々と可能性が高い。
 そんな状況が目前にあるのに、リベラル派は何でそんなに高みの見物で居られるのだろうか。

  1. 社会党共産党を支持。躍進することを期待している。
  2. 民主党代表戦で小沢グループが主導権を握り、民主党政権交代直後の理念を重視する体制に戻ることを期待している。
  3. 小沢一郎が中心となり、政界再編によって新たな政党が誕生することを期待している。
  4. それ以外で新たな政治グループが萌芽することを期待している。
  5. いっそ民主党政権からより保守的な政権になった方がデモなどの活動が盛り上がっていい。

 他にどんな選択肢があるのか? 私にはそれも望み薄なお花畑な選択肢しか思い浮かばない。
 強いてあげれば、5番目の選択肢が一番クレバーかも知れない。フランスの国民戦線サルコジを支持しなかった理由に近い。確かにこれからデモは盛り上がるだろう。
 ただその後に何か希望が持てる展開が生まれるかは、雲の中である。