デーモン小暮閣下の大相撲中継出演の波紋

 私は昨日さらっとデーモン小暮NHK大相撲中継のことをさらっと書いたが、あまりにこの件の反応が大きいことに驚いている。「デーモン小暮」や「大相撲」が注目キーワードになっている。私はたまに大相撲関係のエントリーをするが、「はてなダイアリー」でも大相撲ネタはマイナーな話題で、定期的に大相撲関係のエントリーを入てる人間はごく少数である。琴欧州大関に昇進してもそれほど増えない大相撲ネタがなぜここまで急増したのか?
 数々のエントリーを散見する限りでは「デーモン小暮の解説が率直に面白かった」おいうものがあった。特に百八さんの「デーモン小暮から学ぶべきこと」というエントリーは面白い。少し引用させれもらうと

そもそも、彼は相撲以外についても面白く語ることができる人なのだろうとは思う。昔、たしか日本テレビの深夜番組の中でやっていた「ロック番付」(タイトルは適当)というコーナーも、彼が相撲の話をするときとよく似た面白さを持っていた。この企画はミュージシャンを特定の基準(ギター早引きとか、顔がでかいとか)で番付にして、デーモン小暮が面白おかしく解説するものだったので、彼の相撲話が「デーモン小暮が相撲の話をする意外性」によって面白くなっているとは言えない(意外とは言えないジャンルの話でも彼は面白く話す)ことの裏づけと言えると思う。

 デーモン小暮は私の好きなタレントで、何回かテレビを見ていて、この企画にこの人じゃなくてデーモン小暮がゲストだったらもっと面白いのにと思ったことがある。彼の知的で決して当たり前のことを言わない、少し人と違った切り口をしたり、プラスアルファの見方をするところが面白いのである。「解説」や「評論」というアプローチが彼の魅力を最も引立たせる仕事かも知れない。
 ただ現状のテレビ界を散見する限り、彼の魅力を引き出す企画がないのが現状である。