十両昇進
大相撲春場所(3月12日初日・大阪府立体育会館)の番付編成会議が25日開かれ、新十両の宝智山(24)=本名・棟方幸観、青森県弘前市出身、境川部屋=ら、十両昇進力士5人が発表された。
新十両は宝智山1人。境川親方(元小結・両国)の弟子として、現幕内の岩木山(02年春場所)以来、4年ぶり2人目の関取。同日、東京都足立区の境川部屋で会見した宝智山は「幕下上位の壁に何度もはね返されたが、あきらめなかったのが実を結んだ。持ち前の馬力を生かし、上を目指したい」と話した。
再十両は4人。初場所幕下優勝のエストニア出身・把瑠都(21)=三保ケ関部屋=と、モンゴル出身の鶴竜(20)=井筒部屋、02年名古屋場所以来返り咲いた北勝岩(31)=八角部屋=に、元幕内の玉力道(31)=片男波部屋。把瑠都と鶴竜の十両復帰で、外国出身関取は史上最多の15人。
幕下5枚目以内の優先昇進ルールができて、5枚目で4勝3敗で昇進するようなケースが増えている。実際十両に昇進しても通用しない力士も多いのだが……。
宝智山は番付運がよかった訳ではあるが、なんとか十両でも頑張って欲しい。
幕内から三段目まで落ちていた、玉力道も1年で十両まで戻ってきた。