鶴橋へ

 三泉市場前のバス停から難波までバスで移動。難波の市バスターミナルは阪神高速の高架下の薄暗いところにある。地下鉄乗り継ぎ券を取って千日前線に乗り換える。千日前線というのは4両編成で7.5分毎にしか来ない東京で考えればチープな路線だ。しかも乗客は難波−鶴橋で多いくらいで、他の地下鉄線に乗り換えるためにあるだけの役割のようだ。両端部分は悲しいくらいガラガラになる。
 かつて大阪出身の友人が鶴橋駅を下りたら、焼肉の臭いが充満して掲示板がハングル語で埋められていると聞いていたが、焼肉の話は本当であった。さすがに携帯全盛の時代にあって掲示板自体が存在しなかったのでそちらの事実は不明である。
 鶴橋の商店街は予想していたより遥かにディープで大規模なものであった。くねくねと細い路地を適当に歩きながら猪飼野へ向かった。