なぜ与謝野馨という政治家の評価が高いのか?

  与謝野馨官房長官の著書「堂々たる政治」が売上好調のようだ。この人はとにかく政治をよく知っているいわゆる政治のプロの間での評価がすこぶる高い。常に首相候補のダークホースに名前が挙がる。
 政治のプロとは、政治学者、政治評論家、ベテラン新聞記者などである。彼らは、増税など国民に不人気な政策を堂々と掲げる政治家を非常に好み、国民受けする政策を掲げる政党や政治家を卑下する。
 国民世論がどう流れようが、これら政治のプロの人たちによって作られた評価基準が強い影響力を持ち続け、特にインテリ層や社会的地位の高い人たちの政治意識に強い影響力を与えているのである。
 私に言わせればただの「増税おやじ」。評価に値しない。