2008-01-19から1日間の記事一覧

新自由主義が最悪で、まだ古い自民党の方がマシというリベラル派も

リベラル派の中で、新自由主義が最悪で、まだ古い自民党の方がいいという人も少なくない。 都市在住のリベラル派にはちょっとピンと来ないかも知れないが、地方在住のリベラル派に多い。 「きまぐれの日々」もそういったブログの一つだ。この中で朝日新聞を…

新自由主義者は空気を読んで方向転換せよ

「まだ改革が足りない」という改革至上主義者の声を聞くと空しくなる。完全に世論から浮いているからである。新自由主義がなぜ急速に支持を失ったのかをよく理解していない。国民レベルから見れば、痛みに耐えても何もいいことがない、企業業績回復を先行さ…

キャスティングボードを握る社民派

意外かもしれないが、経済政策だけを見れば新自由主義と公共事業重視派が対極にあり、社会保障重視の社民派がキャスティングボードを握る形になっている。 実はこの構図は90年代の日本で既にみられた現象だ。当時の社会党は、自民党から分離し新しい政治を目…

新自由主義と社民主義の妥協の可能性 第三の道について

社民主義については、昨日のエントリー(id:kechack:20080117)で言及したが、少し話しを端折り過ぎてしまった。まず三分律の説明をし、「新自由主義」と「公共工事重視派」の擁壁の高さを理解してもらってからの方がよかった。ただ新自由主義と社民主義のどこ…

水と油の「新自由主義」と「公共工事重視派」

上記の図で、一番壁が厚いのが、実は「新自由主義」と「公共工事重視派」の間である。いわゆる新古典派経済とケインズ経済の対立に相当する。両者は経済政策的には完全に矛盾していて妥協の余地がない。むしろ社会福祉重視の社民主義の方が、両者と妥協の余…

再配分を巡る三分律

以上の構図を三分律でまとめたい。また三分律かとお思いでしょうか?確かに私は三分律で考えるのが好きなのだが、三分律の議論は白黒はっきりした二分律に比べてわかりにくいので、評判があまり宜しくない。アクセス数。ブックマークとも三分律の話を始める…

自民党のバラマキと民主党のバラマキ

以下、すべてのバラマキは悪だとする新自由主義者にとってはどうでもいい話である。ただ40代以上の人にはこの話はしっくり来ると思う。自民党のバラマキは公共事業重視で予算により総需要を創出して、地域間格差を是正しようというものだ。一方、今の民主党…

バラマキに対する評価

自民党も民主党もバラマキだからダメというのが彼らの特徴だ。55年体制を知らない若い有権者の間では、「改革派」VS「守旧派」という二分律が有効で、新自由主義者に雷同するケースが多々見られる。しかし55年体制を引きずる40代以上の世代にはこの構図はし…

新自由主義者の遠吠え

昨年の参院選でバラマキ政策を掲げた民主党が大勝し。あわてて自民党がバラマキ政策に回帰した。日本は改革を止めたと思われ、外国人投資家はどんどん逃げてゆく。 とまあ、最近のエコノミストやネオリベ経済学者の紋切型の発言はこんな感じだ。しかし、彼ら…

できるだけわかりやすく政治のお話

最近の政論は55体制来の「保守」VS「革新」あるいは90年代来の「改革派」VS「守旧派」という二分率ではまったく理解できない。少しでも理解できるように三分律にしてみた。