映画

村の写真集

久々にいい映画を観た。前から見たかったのだが、札幌ではなかなか上映されず、やっとシアターキノで上映。しかも朝10時の1回だけの上映で、先週は寝坊して見損ない、満を持して映画に馳せ参じた甲斐があった。 特に桜むつ子さんの演技が素晴らしい。亡くな…

姑獲鳥の夏

原作は読んでいませんが、映画では謎解きは抜きに、この世界観というか過去にあったようで存在しない世界、構築された世界を味わうような映画でありました。ミステリーとして味わいたい人は原作を読んだほうがいいかも。

春夏秋冬そして春

この映画は観たかったんだが、札幌で上映されず観られず終いに終わった映画。 蠍座で上映するのですぐ観に行った。 動く写真のような映画。風景映画は無条件で好きだ。ヨーロッパ映画に多いが…。その風景にどう人間が入り込むか、というところでまた映画が面…

戦国自衛隊1549 は唯物史観映画だ。

実は私はミリタリーモノが好きで、こういう映画はとりあえず観てしまう。世間の人が軍事好き=ウヨクという先入観があるようだが、そんなことがないのは私の過去の日記を見ればわかっていただけるであろう。 ちなみにこの映画も思想的な映画ではない。だが、…

美しい夜、残酷な朝

久しぶりに見て後悔した映画。恐怖心を煽る映画は許容だが、グロい映画は耐えられない。映像作家としてはグロテスクな表現というのは魅かれるものがあるのだろうけど。 三池崇史作品は心理的な残酷物語で、こういうものなら耐えられる。わざわざ観たいとは思…

同い年の家庭教師

今週は観たい映画をやっていないので、スガイシネプレックスでやっている韓流シネマ・フェスティバル2005に行く。この期間中は1日に4本ぐらいの韓国映画をやっているのだが、特に行列の多かったのがこの映画であったので、成行きでチケットを購入。劇場内は…

花と蛇2 パリ/静子

このような映画が東映で配給されるとは。 ただポルノとレッテルを貼る映画ではないことは確か。元々SMというには芸術の周辺分野みたいなもので、その様式性は芸術との親和性が高い。特に日本の芸術そのものが極めて様式的であるから、十分この世界を受け入れ…

海を飛ぶ夢

最近オフを東京で過ごすことが多く、久々に札幌でのオフ。シアターキノに行った。 尊厳死という思いテーマを扱った映画だが、人間の権利とか義務と言ったテーマを扱うと日本ではつい非人間的になってしまうのだが、見事までヒューマニズムを貫いた映画であっ…

甘い人生

久しぶりに徹底したバイオレンスを見た。元々私はバイオレンスものは好きではなく、北野映画ぐらいしか観ないが、人間の本質に迫るのが映画の使命であるなら、バイオレンスは必要不可欠であろう。タイトルからしてラブシーンを混ぜ込め、中和されていると思…

阿修羅城の瞳

2時間に納めるには物語が大きすぎるような。あまり内容にこだわるより、シーンを減らして、殺陣回りと情欲シーンを中心にしちゃってもいいような。そうしたらそうしたで批判されるのであろうが、いまひとつ絞りきれてない演出が歯がゆい。 まあ役者はいいけ…

ザ・ゴールデン・カップス ワンモアタイム

「長い髪の少女」のGSバンドのイメージしかなかった自分が恥ずかしい。日本に、しかも昭和40年代にこんなクールなバンドがあったなんて。横浜本牧生まれのバンド。メンバーも横浜っ子ばかり、日本人、在日華僑、ハーフ、日系人からなるバンドで、この雑多性…

コーラス

予告編を観た時から、観ようと思っていた映画。さっそく観にいった。 音楽教師マチューの物語を第1の物語をすれば、指揮者ピエールの物語、学校を解雇された後のマチューとピピノの物語を自分の中で膨んでいって思わず感動してしまった。「オペラ座の怪人」…

トニー滝谷

なんて映画化し難い作品を映画にしたのだろうか? その困難さが一種の様式美的な表現を生んだのか。 感情表現を極端に抑えたが故に極めて感情的な映画かも。

ローレライ

戦争映画のようで戦争映画でないこの類の映画はあまり興味がなかったのだが。 不思議に「愛」「戦士」の世界に呑み込まれた。この映画は1960年台以降生まれの戦争映画で、自分の子供のころに見ていた戦闘モノのロマンティズムを醸し出している。自分もその世…

オオカミの誘惑

出生の秘密、近親愛、三角関係、難病と韓国映画のお約束が散りばめられたシナリオ。でもどことなく80年代の日本のアイドル映画のような臭いも。ちょっと悪でケンカが強くて、でもすごく優しいところがあるという主人公像も、なつかしい。

ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月

久々に映画を見に行く。 この映画は前作を東京にいた頃観て、けっこう好きだったので観に行ったのだが、さすがに男一人で観に行く映画ではない。予告編が始まってからこっそり入館。 レニー・ゼルウィガーはこんなに太っちゃっていいのか?

アイ・アム・デビッド

久しぶりに映画館へ行く。イタリアの風景が美しい。 余計なシーンが一切ない、すぐれたエディションの映画であった。

着信アリ2

ホラー映画を観るのは「仄暗い水の底から」を観て以来。ちょっとエグイ映画だ。 ロケ地は北海道の夕張のようだ。台湾なのに亜熱帯植物でないので不自然だと思ったが、台湾でも山間部は温帯植物が分布しているのか?

アレキサンダー

歴史モノは好きなのでとりあえずチェック。 衣装や特殊撮影はすばらしいけど、戦闘シーンばかりで、あまり面白いとは思えない映画であった。

オペラ座の怪人

基本的には昔のミュージカル映画がそうであったように、ブロードウェイまで足を運べない地方の人たちにもミュージカルを楽しんでほしいという精神を継承した作品づくりをしているようで安心した。10年くらい前に帝国劇場に劇団四季のミュージカルを観に行っ…

Ray

レイ・チャールズは偉大だ。まったく盲目を感じさせない人だと聞いたが、本当にこんな感じだったのか?ジェイミー・フォックスの芝居いいね。

ハウルの動く城

空いてきたら観に行こうと思ったので、今さら観に行く。しかも日曜日の最終回とあって、かなり空いている。この手の映画は男性一人で観に行くのは抵抗があるので、こんな時間を狙うしかない。 「ハウル」ねぇ。宮崎監督はやはり少年趣味だったのか?と思わず…

パッチギ!

最近在日社会を扱った映画が多々上映されているが、テーマとしては面白い。アメリカ映画が面白いのも、多民族国家というベースが一つの要素でもあろう。テレビドラマならともかく、映画レベルとなると単純な恋愛ではなく、民族やら身分やら国家やら、自分の…

ターミナル

久々にアメリカ映画を見る。スピルバーグは結構好きなんで、今頃ターミナルなんか見に行く。舞台はほとんど空港のターミナル内というスピルバーグ作品に前例のないほど地味な設定だが、その分登場人物の設定や演技に注力されている。わざと舞台を限定し、ス…

北の零年

北海道が舞台の映画ということでとりあえずチェック。庚午事変という史実に基づいて、前半はリアリズム的な描き方でまとめているのに、最後の全員で鍬を入れるシーンなぞは極めて様式的で、なんかバランスの悪さを感じる。 このストーリーでは男のロマン主義…

約三十の嘘

また続けて映画を観てしまう。この映画は劇団MONOの劇作の映画化。私は、登場人物が少ないという理由だけで劇作をリメークした映画が好きだ。推理劇的に見ればトリックの面白みはないが、嘘と真実があいまみれた感情表現に面白みがある映画だ。

氷の国のノイ

アイスランド出身のダーグル・カウリ監督。フランス映画風の作風かな。アイスランドの退屈な日常に生きる青年の話。テーマがテーマだけに画像も退屈なのだが、どこか感傷的になる作品。

クリスマス・クリスマス

5週連続で月曜日は映画を観に。今日は「クリスマス・クリスマス」を。小劇団出身の個性派の役者が多く出演し、ある意味くだらない。たまにはこんな映画もいいだろう。

僕の彼女を紹介します

ここずっと月曜日は映画鑑賞の日と決めている。今日は出勤日にもかかわらず、退社後映画館へGo。今日は「僕の彼女を紹介します」を観る。 「チョン・ジヒョン」はなんとも言えない魅力の持ち主だとつくづく思う。きれいと言えばきれいに見えるし、ちょっと作…

海猫

北海道が舞台ということもあるし、伊東美咲の演技も気になる等々。気になる映画であったので足を運ぶ。 この映画(というか原作の問題か?)はラブ・ロマンスなのであろうか?これを純粋なラブ・ストーリーだと感じている人が多いみたいだが、私には単純にそう…