2007-01-01から1年間の記事一覧

プリティーガール

先週は「マウストラップ」を観に行ったので、昨日はシアターアプルの「プリティーガール」を観に行く。 コマ劇場の方でちょうど話題の「千手観音」をやっていて、こちらがすごい行列。シアターアプルは行列はできていないが、ほぼ満席の入りであった。 原作…

一巨他党が是〜読売イズム〜

自民党支持者の中でも二大政党支持者とそうでない人がいる。「内の人」は半永久政権を願っているかも知れないが、取り巻きの支持者の中には、自民党はたまに調子に乗ったり、堕落するので、緊張感を与える意味でも政権交代可能な二大政党があった方がいいと…

小沢一郎騒動について

小沢一郎と信憑性の低いマスコミのガセネタに振り回されたここ数日だ。結局小沢一郎がまたもやへそを曲げてわがままを言っただけではないか。民主党にダメージとか小沢一郎の求心力低下とマスコミは言うが本当か?ここ数日、政権与党の動向を放ったらかしに…

民主党小沢代表辞任に関して

辞めるタイミングを計っていたのでは? 私見だが、小沢一郎は自ら内閣総理大臣になるという考えはなかったのではないか。それは自分の力量や適正を弁えているからかも知れないし、自らのスキャンダルで、いずれは弁解できない状況に追い込まれる予見があった…

マウストラップ

11月に入って見たい芝居が二つある。 一つが銀座博品館劇場で公演している「マウストラップ」 http://www.hakuhinkan.co.jp/contents/theater-moucetrap.htm もう一つがシアターアプルで公演している「プリティー・ガール」 http://www.komapro.co.jp/pfm07_…

中国人に哂われるぞ!石原慎太郎

石原慎太郎が日本シリーズで優勝した落合監督の采配を絶賛している。 以下、石原都知事の発言 「野村監督が『私なら(8回まで1人の走者も出さずに好投していた山井投手の交代は)やらん』と言っていたけれど、これは情実の問題でね。トップのね、つまり、球…

なぜナベツネは大連立を画策するのか?

本日、福田総理が民主党代表の小沢一郎に連立参加を呼びかけ、結果的に断ったようだ。 大連立論は参院選後から囁かれ、その声の主は主に中曽根、森の首相経験者や武部、中川の幹事長経験者などの自民党ベテラン議員と読売新聞社主の渡辺恒雄であった。民主党…

民主党に入れないでよかった!

すいません。完全な釣りです。これで自公支持者を釣れるかと…。 国政選挙では民主党にも入れてます。入れなかったのは99年の都知事選挙の話。 この時民主党推薦の鳩山邦夫に入れないでよかったと思った次第。この人がもし都知事に当選していたかと思うとぞっ…

「大きな政府」VS「小さな政府」という構図では理解できない最近の政治潮流

最近の政治の潮流は「大きな政府」VS「小さな政府」という構図では理解不能である。最近自民党内で主流となりつつある増税路線とそれに対立する流れから、最近の潮流を紐解きたい。 55年体制というのは、保守も革新も「大きな政府」で、それぞれが公共事業に…

今日的自民党支持者像

次期衆院選:「民主勝ってほしい」44% 本社世論調査 10/26毎日 毎日新聞が20、21日に実施した全国世論調査で、「次の衆院選で自民、民主のどちらに勝ってほしいと思うか」を尋ねたところ、民主44%、自民39%だった。「その他の政党」は11%だった。 自民は…

消費者はバカなのだ!

農業関係のエントリーを書いていて、つくづく思ったのが、いかに消費者がバカであるかということだ。 90年代に勃興した消費者利益至上主義みたいのに毒された病人がいかに多いことか。これはクスリを飲ませた程度では直りそうもない。 生産者は消費者の望む…

軍の命令もないのに人が自決したとしたら、その方が余程恐ろしいことでは 続編

池田信夫が曽野綾子の『「集団自決」の真実』について言及している。 池田信夫blog 沖縄「集団自決」をめぐる事実と政治 【正論】曽野綾子 集団自決と検定 それでも「命令」の実証なし 私も戦争について、戦争を後押し、協力を強要するような「空気」の悪質…

農業問題のエントリーの反応

10/20に農業問題をエントリーしたが、様々な反応があった。農業問題のエントリーは大抵興味のある人しか呼んでくれないので反応が弱いが、NHKの「ライスショック」の放映とタイミングを合わせたことと、わざと「消費者のエゴ」と消費者権利至上主義者を触発…

ネオリベからの開放未だ途上

新自由主義の呪縛からの開放戦線に私も加わってずいぶん経つ。私が何かするでもなく時代の流れである程度多くの人が呪縛から開放されてきたと思うが、まだ途上だ。 国民総新自由主義者のような錯覚に魘された郵政選挙から今日まで見ると、新自由主義から離脱…

ブックマークへの返答

農業問題は基本姿勢で大きく意見が分かれる。最近これだけ意見の割れるテーマはない。 ブックマークで反論されているのでお答えする。 id:georgewさん >品質勝負しか生存策なしというのは同意。ただし食料安保の煽りはまったくのナンセンス 確かに「食料安保…

農業問題を農民の問題にする消費者エゴ

最近、都市部の消費者の農民バッシング的な言説を聞くと無性に腹が立つ。 腹が立つのは、農民の味方をしたいというより、余りにも無知・無理解が甚だしいく、無責任だからだ。 消費者と生産者をまるで対立構造にあるように煽る言説は80年代後半から目立つよ…

本当に農業保護が非で自由貿易が是なのか?

農業保護を批判するのはいいが、池田信夫は持論を明らかにしてから批判すべきだ。 池田信夫 blog 民主党は「松岡利勝」になるのか 彼の過去のエントリーを見る限り*1では、リカードの国際分業論を信奉しているようだが、これを金科玉条としていいのか、まず…

有権者は許容する

自分とすべて同じ意見の政治家などいないので、我々は比較的支持できる政策を多く掲げる政治家を選ぶしかない。ただ比較的支持できる政策を多く掲げる政治家の政策の中に、いくつか自分の意見に合わない政策があるのが常だが、多くの場合許容するしかない。 …

テレビのヲタクネタは現代の見世物小屋

「アッコにおまかせ」の初音ミク特集があまりにもひどくて大騒ぎに - GIGAZINE livedoor ニュース - TBS「アッコにおまかせ」の初音ミク特集に批判相次ぐ J-CASTニュース : TBSまた「印象操作報道」疑惑 「事前の打ち合わせと全然違う」 ソフト会社がTBS…

今さらテロとの戦いと言われても

最近、与党の政治家の口から「テロとの戦い」という言葉が頻発するが、どうも違和感が拭えない。9.11の直後でさえ、国民の間で「テロとの戦いに参加せねば」というコミットメントは形成されておらず、与党政治家も国民にコミットを求めてこなかった。むしろ…

みのもんたがネットウヨの攻撃に晒されている

最近みのもんたがネットウヨの攻撃に晒されている。 彼が、沖縄戦教科書記述問題で、沖縄県民の心情に理解を示し、検定を批判しているからだ。 みのもんた激高「沖縄の強制自決は否定できない事実だ!」:朝ズバッ!:J-CAST テレビウォッチ 「みの様」が「…

木村剛氏のフィナンシャル ジャパン記事「それでも、やっぱり貿易立国」に反論

日本経済にとって、輸出は成長の生命線。人口減少に直面する日本経済は、今後ますます外需への依存体質を強めざるを得ない。 昔も今も、そして将来も、日本は貿易立国でしかあり得ない。 日本から海外への直接投資が進んで現地生産が増え、また、米国の批判…

バラマキは悪なのか?

「自立できるためにイニシャルコストを投じるのは是。自立できない者にランニングコストを投じ続けるのは否」財政や税制の思想は、このような思想に支配されている。特に新自由主義が影響力を持つ80年代以降、この考え方が徹底されてきた。もちろんこの考え…

沖縄戦記述に関する教科書問題で原田義昭議員のブログが荒れている件

自民党の原田義昭衆議院議員のブログが荒れている。この人のブログは「富田メモ」の時も荒れていて、話題にした。→id:kechack:20060810 教科書検定、沖縄の痛みを聴け 10月2日 ネットウヨ(イナゴ)が大量に寄り付きました。内容は大雑把に要約するとこんな感…

タクシー料金値上げ ―消費者利益原理主義に洗脳された都市住民―

政治ニュース−東京のタクシー値上げ、国交相が理解求める・経財相「やむなし」 10/5日経 都内タクシー7%値上げ認可へ 初乗り上限710円に 10/5産経 このタクシー運賃値上げの問題に関してもネガティブな意見ばかり目立つ。だいたい、あなたはタクシーに月に…

良いナショナリズム・悪いナショナリズム

私はナショナリズム不信からアンチナショナリズムに傾斜したこともあったが、やはりネーション抜きに人は生きられないと思い、愛国心の必要性について意識するようになった。ただ、その中でベタないい方だが、良い愛国心と悪い愛国心を明確に区別するように…

沖縄戦教科書記述問題

当初この問題は沖縄県でもそれ程大騒ぎはされていなかった。流れを変えたのは民主党の川内博史議員が、教科書調査官の村瀬信一氏が「つくる会」教科書の監修者で日本近代史の権威とされる 伊藤隆氏の門下生であることを指摘した国会質疑であったと思う。この…

郵政民営化 白けまくりの発足

「民営郵政」、いよいよスタート 4事業会社に いよいよ昨日、郵政事業が民営化され日本郵政グループが発足した。 しかしこの期待度の低さは何だ?私が中学生の時に体験した国鉄民営化・JR発足の時と雲泥の差である。あの時は、マスコミを極めて民営化に好意…

ナショナルアイデンティティとローカルアイデンティティの衝突

私は胸を張るほどはないが、愛国心は必要だと思うし、そのような考えは理解する。もしナショナリストが愛国心より金儲けを重視するようなホリエモンのような輩と対峙するのであれば、私はナショナリストを積極的に支持するであろう。ただ今回の問題で自称愛…

体罰容認論の息の根を止めろ!−時津風部屋力士死亡

私の仮想敵の一つに「体罰容認論」がある。こういう事件があると多くの人は非難の声を挙げるが、しばらくすると人々はそんなことなかったかのように忘れ、「俺もよく殴られた。今は感謝している」「若者を厳しく鍛えろ」「鉄拳制裁上等」みたいな威勢のいい…