2006-01-01から1年間の記事一覧

落語&JAZZ

東陽町の串揚げ&魚Diner「トムの樹」で三遊亭花楽京さんとJAZZのコラボレーションライブがあった。 楽太郎門下の花楽京さんは粋のいい二枚目の若手の噺家さん。芸事にも長けていて、最後に見事な南京玉簾を披露してくれた。(写真) 松木理三郎&タカハシ・ケ…

出口のない海

最近の先の大戦を題材にした邦画はほとんど見ているので、流れで観に行く。 戦闘シーンは少なく、登場人物がクールな点が、最近の戦争映画の中で特異な感がする。士官学校や兵学校を出た職業軍人と違った学徒出身兵を主人公とした点がそうさせているのであろ…

飲酒運転報道にみる〜マスコミ報道の頻度≠現実の頻度に気付く〜

極端にまで、飲酒運転にまつわる報道が増えているが、どんなにアンポンタンな人でも、流石に「最近、飲酒運転が増えている」とは思っていないと思う。「福岡での死亡事故を受けて飲酒運転も問題が注目され、普段ではニュースにならなかった事故を、マスコミ…

安倍次期首相は成果を出せるか?

私は安倍次期首相には何ら期待もしてはいないが、かといってダメだろうと断定するのも早いと思う。一応様子見というスタンスだ。この人が成果を上げる可能性がないわけではないので、その可能性を2パターン考えた。 タカ派政治家が成果を上げる? 『ヒトラー…

小田急 地下鉄乗り入れ用新型ロマンスカー発表

小田急電鉄は20日、相互乗り入れしている東京メトロ千代田線に来年春から導入する新型ロマンスカー「MSE」(マルチ・スーパー・エクスプレス)の概要を発表した。 新車両は長さ20メートル。連結して10両編成にすると、定員578人。ビジネス特急として平日の夕…

琴冠佑引退

非常に残念なニュースです。昨日久々に私が登録したキーワードが引っかかったと思ったら、相手力士を殴ったというバットニュース。しかも引退勧告ですか。琴冠佑は最高位は十両ですし、ご存知の方のほうが少ないと思いますが、一時は北海道出身唯一の関取で…

左翼=日本が嫌い?

TBいただいたid:good2ndさんへ。コメント欄が閉鎖されていたので、レスポンス用のエントリーです。 「わざわざそんなことしなくても、みんな日本好きじゃね?」っていう。たしかにそうだ、そうだったよ。左翼ったって別に日本嫌いなわけじゃないよー。そん…

エリート教育復興という非エリート思想

安倍次期総理の政策の目玉は教育改革だそうだ。まあ今の教育が良いと思っている人は誰もいないというのはまあその通りなので、議論するのは大いに結構。ただ出てくる話は愛国心教育やエリート教育といった内容。これって、今の教育現場の問題を少しでも汲み…

安倍次期総理は小泉総理とどこが違うか

まだ安倍政権が発足しているわけでもないので、今回はイントロダクションに留めておく。 今回は3つの際について注視してみたい。 ブレイン 小泉は経済ブレイン重視、安部は広範囲。小泉は自分の守備範囲は人の言うことを聞かないが、それ以外は結構丸投げも…

エリートを曲解する人。真のエリートは存在し得るのか?

藤原正彦お茶の水大教授は「真のエリートが1万人いれば日本は救われる」と主張している。 真のエリートの条件は2つあって、ひとつは芸術や文学など幅広い教養を身に付けて大局観で物事を判断することができる。もうひとつは、いざというときに祖国のために…

安倍政権でこうなる 首相主導で「教育再生」

http://www.sankei.co.jp/databox/kyoiku/200609/060904b.html 産経新聞の記事が話題になっている。 全体的な印象を言うと、「○○させる」という表現が非常に多いということ。一般的に教育原理主義者というか教育保守主義者というのは「自主性を重んじる」と…

京都から神戸へ

今日は晴れたら嵯峨野の方へ行こうということになっていた。まず京都の世界遺産の中でまだ見ていない本願寺に行こうということになったが、ホテルの隣の西本願寺は大工事中だったので、東本願寺に行こうと言うことになった。まずはホテル近くで喫茶店探し。…

京都Ⅱ

下賀茂神社へ ホテルの朝食は高いので、近所の喫茶店に行こうと言うことで、昨夜堀池五条のホテルの斜め向かいに喫茶店があるのを確認していたのだが、行ってみたら休みだった。仕方ないので9系統のバスで上賀茂神社に向かう。かなり本数の多い路線で、ほと…

京都へ

昨晩3時まで飲んで、朝6時の千歳空港行きバスになるまで暫しマンガ喫茶で仮眠。無意識で携帯の目覚ましを止めていたようで、気付いたら朝の7時。やばり!飛行機の出発は8:40だ。空港までJRで行くルートに改め、慌てて飛び出す。なんとか千歳空港に8時10分過…

皇室問題を政治化するのは避けるべきである。

おめでたいお話に水を差すように、非常に政治的な皇室議論が散見されるようになった。 皇位継承者が極端に少ないという現実問題から、皇室典範改正議論は今後も避けて通れないが、拙速は避けるべきだし、ましてやこれを政治的に利用するのは持って他だ。 そ…

おめでたい

とにもかくにも皇孫殿下の誕生はたいへんおめでたいことであります。皇孫殿下とお母様であられます紀子様のご健康をお祈り申し上げます。 皇室典範改正問題は暫く小康状態になる模様です。 そもそも皇位継承者が極端に少ない状況を鑑みて始まった研究のはず…

健全なナショナリズム?

「他国旗焼くのは偏狭」 安倍氏、中韓を暗に批判 安倍晋三官房長官は4日、福岡市での自民党九州ブロック大会で、対アジア外交に関連し「健全なナショナリズムと、偏狭なナショナリズムのどこが違うか。偏狭なナショナリズムは、国旗を振って国歌を歌うこと…

そもそもなぜ「愛国心教育」が期待されるのか?

安倍次期総理が盛んに教育基本法改正を口に出すようになった。安倍晋三の目指す「愛国心教育」に相当の潜在的支持があるのは否定できない事実でもあるが、なぜだろうか? そもそも日本が教育立国であったことが大きく、教育を変えれば国が変るという「教育神…

「小さな政府」という言葉の誤認

「小さな政府」という言葉は、新自由主義というイデオロギーを具現する代表的な言葉である。 しかし日本においては、このイデオロギーが支持されたというより、「税金の無駄遣い止めよう」的な世論に新自由主義者が竿を差すための詭弁であった。多くの国民は…

「格差拡大」を副作用と捉える人と、「格差拡大」を望んでいる人がいる*1。

「新自由主義」を消極的に評価する人は、よく「格差拡大」を副作用として語る。90年代のバブル崩壊後の日本は「新自由主義」という劇薬を飲むしか立ち直る道がなかった。今ようやく日本の経済は立ち直り、今度は劇薬の副作用を治療することに目を向ける必要…

ごはん処 菱田屋

観劇の後、久しぶりにキッチン南海に行こうかと思ったが閉まっていた。すぐ隣に「ごはん処 菱田屋」という見慣れない店が出来ていたのでとりあえず入ってみた。刺身が中心メニューみたいだったので「はまち定食」を頼む。けっこう肉厚で脂の乗ったはまちが出…

北緯43°のワーニャ

劇団TPSという札幌では有名な劇団がありまして、東京公演があるというのでこまばアゴラ劇場に行ってきました。 演目は『北緯43°のワーニャ』という、つまりチェーホフの『ワーニャ伯父さん』。ほぼ原戯曲に忠実な構成で、けっこう土臭い演出だ。

ますは被害者保障の充実を

私は責任を連座的に拡大するような考え方はいかがなものか。立憲の理念に反す思想であります。また厳罰化で物事が解決するという考えには限度があると思います。 私の関心はどちらかと言うと犯罪被害者への保障にあります。今回の事件は亡くなったのが子供で…

福岡市東区で追突された車が橋から転落、幼児3人が水死した事故の顛末

「飲酒運転は免職」 山崎市長 厳罰化を表明。 5年程前に秋田県で公務員が飲酒運転で死亡事故を起こし、飲酒運転は即免職という内規ができましたが……。 しかし厳しすぎるといつの間にか、内規が緩和されてしまったようです。だいぶ飲酒運転を罪悪視する雰囲気…

Bookmarkより

低気温のエクスタシーbyはなゆー: 自民党政調会長がアジア重視派を「古い」「軟弱」と批判 アジア主義との決別|Doronpaの独り言 最近、アジア主義がことに矮小化されている気がする。アジア重視というスタンスを「顔色をうかがう」「土下座する」みたいな…

時をかける少女

ネット上での評判がいいので観ようと思っていた映画。先週新宿に行ったとき、長蛇の列ができていたので、わざわざOSCデオシティ新座まで行って観る。この映画館はアクセスが悪いせいかいつも空いているのだが、日曜の最終回というのに中央部はほぼ埋まってい…

朝まで生テレビ

今回はなにかと岡崎久彦が目立っていた。しかしこの方の神学論的なアングロ・サクソン信仰はよくわからない。論理的でありながら最後はインスピレーション的な推論を展開する手法も、何とも言えない。この方の意見には大方首を傾げるのであるが、「大戦中に…

良識への挑戦−坂東眞砂子氏の子猫殺し発言にみる−

坂東眞砂子の「飼い猫が産んだ子猫を殺している」と日経新聞に掲載されたエッセイが波紋を呼んでいる。坂東氏の論理の是非についてはいろいろな方が言及されし尽くされた感もあるのでここでは割愛する。私はこのような発言が出る空気についてふと思うことが…

労働組合の罪

バブル崩壊後、多くの企業は過剰な経営資源を抱え、事業の再構築いわゆるリストラを迫られていた。 当時の日本の企業のリストラ策は人員削減に傾斜しており、まるでリストラ=首切りであるかのような言葉の誤用がまかり通っていた。 労使協調路線が根付いて…

外圧と国内世論の歴史

靖国参拝の是非が中韓の圧力への嫌悪の問題にすり変わってしまっている。これは靖国支持勢力が世論の空気を最大限に利用した世論誘導の勝利であり、私は靖国参拝反対派であるが敗北を認めざるを得ない。しかし、日本が戦争責任論まで外圧嫌悪感情を利用して…